他力戦法型は先頭へ躍り出るタイミング、勝負を仕掛けるタイミングを冷静に見極める必要があります。

他力戦法が得意な選手

競輪には自力戦法型の他に「他力戦法型」があります。

 

字面だけを見ると他人任せの戦法で弱そうに感じるかもしれません。

 

しかし、この他力戦法型には知略とレース状況を冷静に分析する頭脳が必要です。

 

パワーで押し通る自力戦法型とは反対に、他力戦法型は極めて高い頭脳戦があると言えます。

他力戦法型の特徴やタイプ、その魅力に迫って行きましょう。

 

 

他力戦法型の特徴

まずは他力戦法型の特徴から見て行きたいと思います。
他力戦法型とは、他の選手の後ろにぴったりと付き追走することを言うのです。

 

これにどんな意味があるかと言うと、風の抵抗を受けにくくなるメリットがあります。

 

先頭を走る自力戦法型の選手が風の抵抗を和らげてくれるので、追走すると体力を温存出来るのです。
レースの終盤まで体力を温存しておき、一気に逆転するのが他力戦法型の特徴となります。

 

この特徴だけを聞くと、やはり他人頼りで消極的なイメージを持つでしょう。

 

ですが、他力戦法型はただ相手の後ろを走っていれば勝てる訳ではありません。
どのタイミングで追い抜いて先頭へ躍り出るか、いつ勝負を仕掛けるかを冷静に見極める必要があるのです。

 

さらに、自分より後続の選手が追い上げて来た時に進路をブロックするのも重要です。

 

後続が追い上げて来ると逆転自体が難しくなってしまうからです。
自分の前で先行し風の抵抗を受けている選手の動きを見つつ、後続の動きも把握しておかなければなりません。
そのため、レースの状況を冷静に把握しつつ勝負のタイミングを見極める他力戦法型が頭脳派と言われる所以です。

 

他力戦法型のタイプ

先行している選手の後続に位置取り、風の抵抗を受けないように走るのが他力戦法型です。
ただし、いつまでも後続に居たのではレースで勝利を掴めません。
どこかのタイミングで他力ではなく自力で勝負を仕掛ける瞬間がやって来るのです。

 

さて、そんなレースを劇的に盛り上げてくれる他力戦法型には、いくつかの戦略タイプが存在しています。

 

シンプルながら大どんでん返しを演出してくれるのが、差しやマークと呼ばれるゴール直前で追い越すタイプです。
自力戦法型の選手が逃げ切ろうとするのを、ゴール直前で追い越す大逆転パターンがこれです。

 

また、温存した体力を生かしてレース終盤から勝負を仕掛ける追い込みタイプも多いです。
体力と精神力の強いパワータイプと直線コースで競り合う瞬間は白熱します。

いずれにしても、他力戦法型のタイプは終盤で逆転を狙うタイプだというのを覚えておきましょう。

 

大逆転が魅力的

終盤の逆転に盛り上がる人々他力戦法型の大逆転はかなりの確率で発生しています。
レース終盤での追い込みタイプや、差しやマークと呼ばれるゴール直前での大逆転は非常に盛り上がります。

 

ちなみに、他力戦法型の選手が自力で勝負を仕掛ける瞬間はレースで一番盛り上がる場面です。
追い越し、追い越され、レースの様相が劇的に変化する瞬間となるでしょう。
競輪の魅力がここに集約していると言っても過言では無いかもしれません。